本と映画のれびゅう

泣いたり笑ったり。

SHIBUYA TSUTAYAのビデオの品揃えがすごい!

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 DVDの間から顔をのぞかせる、ビデオの品揃えが非常に充実している。

 SHIBUYA TSUTAYAの品揃えがやばいのは、おそらく映画好きには広く知られているだろう。何がすごいって、ビデオ作品の品揃えが洋邦問わずすごいんです。もちろん店内にあるのはほとんどがDVDやBlu-rayですが、その間にひっそりとビデオが置かれているのです。でもあの品揃えは半端ないですよ。

 僕はこれまで何度駆け込み寺としてここに走ったか分かりません。ここに無ければしょうがないと、“あきらめのきっかけ”まで提供してくれる。まさに無敵のレンタル屋。SHIBUYA TSUTAYAは渋谷の駅前に鎮座し文化を下支えしている。映画を求めて遭難しかけた僕に、一筋の光を投げかける灯台のような存在と言ってもいい。なんかヨイショみたいなのが止まらなくなってきたぞ(笑)

時々女性がマニアックなビデオを手にしていたりすると、それだけで素敵に見える。
もう気分は映画フォーラムのハルとホシだ。あぶない。僕はかなりあぶないのを認めるが、でもそれだけここは映画好きを熱くさせる場所なのだ。

 

 

 

 

例えばこんなビデオが借りられる。

 僕がこれまでSHIBUYA TSUTAYAに助けられたビデオは、かなりの数にのぼる。もちろんすべて未DVD化の映画だ。だけど、そもそもまずそこをなんとかして欲しいよなあ。映像メーカーに問いたい、いや問い詰めたいところだが我慢しよう。僕には味方がついている。以下に例を挙げてみる。

 

■42丁目のワーニャVANYA ON 42nd STREET(1994)

 ルイ・マル監督の遺作。あの『死刑台のエレベーター』や『地下鉄のザジ』の監督なのに、本作は未DVD化なんですよね。
この映画、実は山田太一が押しているのを読んで、ビデオしかないのか!とあきらめかけましたが、無事に観ることができました。
 本作は成り立ちがちょっと変わっています。ニューヨークの42丁目で上演される、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』のリハーサル風景を撮影したドキュメンタリーでもあるが、通し稽古を追っているので、そのまま一本の舞台を観ることになるという異色作。チェーホフなので当然ロシアを舞台にした話だが、ニューヨークの香りが随所に見られるのがとても面白かった。


 

■ノーライフキング(1989)

ノーライフキング [VHS]

 いとうせいこうの小説を市川準監督で映画化した、モダンホラーていうんですかね、まあそういったニュアンスの映画。いとうせいこう×市川準でDVD化だめですか?ハードル高いんだなあ。採算以外にも何か理由があるのかもしれませんね。それは未DVD化作品すべてに言えるでしょうけど。
 呪いがかかったゲームをクリアしないと死んでしまうという噂に、子ども達が翻弄されも立ち向かっていくお話。80年代の空気、インターネット前夜の情報伝達などを思い出し、今観ても当時を子どもや若者として過ごした方にはある種のリアリティを持ってのめり込んでしまうのではないでしょうか。超名作です。これまた超名作の原作とあわせて両方楽しみました。この頃の子どもって新人類なんて言われた世代ですかね。無気力というかクールというか。なんか懐かしいですその感じ。

 

■ネコノトピア・ネコノマニア(1990) 

ネコノトピア・ネコノマニア [VHS]

 NHKで「ニューウェーヴドラマ」として放送された中の一つがビデオ化されたもの。これも間違いなく隠れた名作だと思う。主人公は工藤夕貴と真木蔵人。それに萩原健一と岸田今日子が加わる。すごいメンツ。初めてこの作品を観た中学生の時は、ナンダコレハと不思議な気持ちになったがあとでニューウェーヴという便利な言葉を知った。挿入歌にシド・ヴィシャスのマイウェイが使われていたのも、当時としてはNHKでシド・ヴィシャスが!と熱くなった。
 都会には色んな人たちがいて、何かきっかけがあれば簡単に崩壊してしまうような関係があるということが、今この作品を観ると、大人になった僕は実感を伴ってわかるようになってしまったことに気がついた。
 なかなか説明しづらいストーリーは、allcinemaが分かりやすかったので興味あれば。

TV ネコノトピア・ネコノマニア - allcinema

 

 

今ビデオで映画を観るのは新鮮。

 最近ビデオデッキを使ったことはありますか?僕はこんな記事を書いているくらいですからたまに使うんですが、たぶん思っている以上にアナログですよ。テープを入れた時の「ゴトンッ、ガシャガシャ、ウィーン」みたいな音なんか可愛らしくて笑えます。巻き戻しが加速していく時の音もすごい。「チュイーン!」みたいな20世紀型の未来感があります。

 

 

新たに会員になってでも利用する価値は十分ある。

 現在会員ではない人も、新たに会員登録してでも利用する価値はあると思う。わざわざビデオを在庫している、ということは、その作品にそれ相応の価値があるということだ。最初僕はこの件を書くことに少し迷った。利用者が増え、軒並みビデオが“貸出中”となったどうしよう、と。でもそれは杞憂に終わるだろう。このブログは1日10人くらいしか見ていないから、それにビデオデッキの平均所有率を掛けると、うわー小数点以下のみの数値になりますね(笑)

 

 

最後に。

 僕は決してTSUTAYAの関係者ではありません。TSUTAYAに感謝をしているだけの人間です。念のため。

 

※ここに挙げた3本の現在の取り扱いは分かりません。ネットで在庫検索もできたと思います。