本と映画のれびゅう

泣いたり笑ったり。

エリック・カールの絵本を大人に(こそ)オススメしたい。

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アメリカの絵本作家エリック・カールとその作品について書きます。

 【目次】

絵本を読むようになったきっかけ。

子どもが生まれると色々と変化がありますが、その中で「絵本をたくさん読むようになる」ということがありました。

僕は元々絵本が好きな子どもだったので、自分がリアルタイムで子どもだった頃に読んだ本はよく覚えています。しかし、ロングセラーの多い絵本の世界でも30年も経てばやはり知らないものもたくさんありました。それは子どもが生まれたことによる副産物の一つで、今では「子どもに買い与える」の大義名分を振りかざし好きなように絵本を買いまくっています。

大人だからこそ面白い、ということもある。

そんな中で思うのは、これは大人が読んでも面白い。そして、大人だからこそ面白い絵本がたくさんあるということでした。いやこれでは十分ではないですね。大人と子どもは同じ絵本を読んでも、違うポイントを面白がっているという方が正しいかもしれません。

お洒落なものも多いので、インテリア的に使ったり、飲食店の本棚に並べたりととにかく絵本が活躍するシチュエーションはたくさんあると思います。さらっと部屋に置いておいて女の子が遊びに来たときの話題にするとかも絵本はけっこういい活躍をすると思うなあ(笑) で、それら全てにぴったりハマる絵本はこれしかない!という確信に至ったので今日ここで紹介します。エリック・カール、その人です。でもお子さんいる方は知っていたりするので、何をえらそうにと思った方がいますよね。まず始めに謝っておきます。すいません。

エリック・カールについて。

エリック・カールは1929年アメリカ生まれの絵本作家です。世界39カ国語に翻訳されるほど、ベストセラー作品をたくさん描いており、特に「はらぺこあおむし」は知っている方も多いのではないでしょうか。でも僕はまったく知りませんでした。なのでそんな人にためにコレを書いています(しつこい)。

対象のフォルムを捉える視点が独特で、「そうそう!ホンモノの動物ってキャラクター化されたあんな感じじゃなくて、僕たち人間すからするとイビツとも言えるこんな特異なバランスだよなあ」なんて思わされるんです。そして特別な技法でのコラージュはもう、ずーっと眺めていられる質感なんですよね。僕は絵の技術的なことはよく分かりませんが、こういった技法で作成しているそうです。 

ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴。鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれる。

                                                               エリック・カール - Wikipediaより

 

そうなんですねー。僕もこれをやったらあの感じが出せるんでしょうか。いやそんな甘いものではないですよね・・・。

以下紹介しているリンクは自分の持っている版なのでオススメではありますが、タイトルによっては仕様がたくさんありますので、じっくりと気にいったものを選んでいただければと思います。英語か翻訳かもそうですし。ちなみにどのタイトルも英語は本当に簡単ですので、子どもに見せるという目的でなく、言ってみれば絵も文字も視覚的に全体として捉えたい場合、もっと言いますと「単純にお洒落なものが欲しい」みたいな場合は英語verが良いと、個人的には思います。

迫力の動物たちが好き。「From Head to Toe」
From Head to Toe

From Head to Toe

 

見開き2ページに子どもと動物が一人(一匹)ずつ登場し、動物がその特徴にあわせたポーズをとり、子どもがそれを真似してる、という構成です。日本語verのタイトルが「できるかな?―あたまからつまさきまで」となっていることからも分かるように、本来の目的は子どもに体の部位やその動きそのものを教えるところにあります。

これがなかなかコミカルなんですよねー。僕が特に気にいっているのはバッファロー。肩をぐいっと上げて、いや首をすくめていると言った方がいいか。キリンなんかもいい。子どもはキリンにあわせて首を横にぐいっと曲げている(笑) そのほか、サル、馬、ワニ、ゴリラなどメジャーどころはだいたい登場します。

動物も子どもも堂々としてるけど、どこか間抜け(ユーモラスと言うのかな)でもあり、なんかふてぶてしさすら感じるんですよね。それは全編に漂う雰囲気かも。それをトータルで見るとコミカルというのかもしれませんね。可愛いだけじゃない動物の絵本は大人が読んでも楽しい。

今回は大人が読んでも、傍らにおいてもお洒落で面白い本ということで紹介していますが、これ子どもはむちゃくちゃ好きです。何も言わなくても動物のマネをしています。それもニンマリしたり、どうだすごいだろうみたいな顔をしたりして。そして興奮してページはビリビリになり親をそれをテープで補修すると(笑) 面白いー!ビリビリ!という流れは超動物的(笑) ひょっとするとその絵本が子どもにどれだけ愛されているかの基準は「ビリビリに破かれているかどうか?」にあるかもしれませんね。もし将来的に子どもに読んであげる必要が生じても、僕はこの英語verで良い気がします。この絵本は視覚だけで楽しめると思いますので。

リズムを楽しむ「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

 

これもエリック・カールの代表作の一つ。見開きページごとに次々と新しい動物が現れ、そしてそのページの中でまた次の動物の名前を提示していく、つまり「○○さん何を見てるの?(what do you see?)」「僕は ○○を見ているんだよ。」の会話スタイルがリズミカルな流れを作っていて気持ちいい本です。日本語訳もいいですが、やはりオリジナルの英語のリズムがぴったりはまっています。そしてどの動物も色鮮やかで、逆になんだか目が休まっている気持ちにされるから不思議です。

但しこの本に関しては子どもに読むときは日本語verがいいかもしれませんね。でも簡単な英語なので(しかも繰り返しだし)親が勝手に訳して読んであげればいいと思います。そういう意味では英語の勉強にもなるかも。但し中1くらいのレベルなので、大人がそれを目的とするとかなり物足りないと思います。

超定番の「The Very Hungry Caterpillar board book」
The Very Hungry Caterpillar board book

The Very Hungry Caterpillar board book

 

エリック・カールの作品の中で、最も知られているのはおそらくこれですよね。一応紹介しておきます。「はらぺこあおむし」として日本語verもあり、現代のほとんどの子どもはその絵本を見たことがあると思います。先に上の2冊を紹介しているのは完全な僕個人の好みです。と言うのも僕はあおむしが苦手なんですよ(笑) 表紙からもわかるように可愛い絵で描かれていますが、それでもやっぱりダメなんですよ~。子どもの頃にこの本に出会っていたら少しは違っていたのかもしれません。

 

 これは絵本ではないですが・・・

「Eric Carle: 100 Postcards」はプレゼントにも最適。
Eric Carle: 100 Postcards

Eric Carle: 100 Postcards

 

100 Postcardsのエリック・カールのものです。100枚というヴォリュームだけでなく紙質もプリントもいいです。動物、植物、風景、文字など内容もバラエティに富んでいます。そしてこれ、何といってもプレゼントに最適なんですよ!独特の色彩と陽気さに溢れたポストカードは色々な場面にフィットすると思います。価格も手ごろなので、僕も何度かこれをプレゼントしたことがありますがとても喜ばれました。鉄板プレゼントとしてもっと認知されてもいいと思います。あっ、よく考えると人にあげちゃっていま手元に自分の分はないです(笑)

 

以上、アメリカの絵本作家、エリック・カールについて書きました。少しでも反響があれば他にも絵本ネタは持っていますので(笑)、また書いてみようと思っています。