本や映画の感想集

最近はThe Doorsを聴いている

小沢健二が紹介していた絵本作家Richard Scarry。

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小沢健二がナタリーの企画で紹介していた絵本作家Richard Scarryですが、とりあえず人気のありそうなものからということで、これを購入してみました。

Richard Scarry's Best Word Book Ever (Giant Little Golden Book)

Richard Scarry's Best Word Book Ever (Giant Little Golden Book)

 

 

natalie.mu


これはモノの名称を覚えるための絵本=WORD BOOKで日本にも似たようなものがあるが、当然アルファベットなので、少しひらがなを覚えた4~5歳くらいの子がこの本を目でみて読み書きの勉強をできるというものではない。バイリンガル教育みたいな志向で、アルファベットを早い段階で教えるのであれば別だけど、ウチにその予定はない。

本の大きさはけっこうでかい。ハードカバーなので重い。そのあたりで子どもにはちょっとかなあと思ったがあまり問題にはしていない様子(現在3歳前)。

子どもはどうか、という点では「楽しそうに読んでいる」くらいしか分からないので、僕の感想を書きます。

日本の作家が描くかわいい動物とはあきらかにタッチが違うのが面白い。ちょっとたくらんでいるような、嫌味を言ってるような、そんな顔つきをしている。これをアメリカに住む人たちが見ると、特に違和感なく「かわいい~」となるのだろうか。しかしこの違和感こそ僕がこの絵本を読む楽しみと言える。子どもはまだ小さいからどうとらえているか今一つわからない。乗り物や様々な道具も当然日本の一般的なものとはディティ―ルが違う(時代のせいもあるかも)のでそのあたり子どもは少し戸惑っている様子も見られる。

作者のRichard Scarryは日本ではおそらくそんなに有名ではない。アメリカではかなり人気があるようだ。日本ではなんといっても「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック・カールが有名だけど、その差はわかるような気がする。エリック・カールの絵はその表現手法の個性もあり個性的ではあるが日本の読者に受けることは容易に想像できる。しかしRichard Scarryの絵については、簡単にいうと「クセが強い」という表現ができると思う。アクが強いと言ったらもっとわかりやすいか。線ひとつとってもそれを感じる。音楽でいうとUSインディー的な雰囲気かも。

子どもの絵本選びは放っておくと推薦図書みたいなものばかりになってしまう。子どもには色んな表現にふれてほしいのでそういった意味ではこれはとても良い絵本だと思う。